「愛がないから婚約破棄? 承知いたしました。では、今すぐ『清算』しましょうか」
アストライア王国の筆頭公爵令嬢エリシアは、王太子の婚約者として
国の財務・法務・外交のすべてを一人で回す「影の摂政」だった。
しかし、お花畑な聖女に溺れた王太子によって、卒業パーティーで無実の罪を被せられ追放を言い渡される。
泣き崩れる? 復讐を誓う? いいえ、エリシアにそんな「不採算な時間」はない。
彼女がその場で行ったのは、私財で穴埋めしていた国庫への「債務履行請求」だった。
・引き継ぎ資料は「白紙」。重要システムは「生体認証(私だけ)」でロック済み。
・最果ての地をタックスヘイブン(租税回避地)に作り替え、世界の富を吸い上げる。
・「愛」で予算を組もうとした王太子は、三日でハイパーインフレを引き起こし自滅。
これは、愛も奇跡も信じない冷徹な事務特化令嬢が、
数字と法規だけで世界を再定義し、帝国すらも「子会社化」していく物語。
「謝罪は不要です。……とりあえず、利息を含めた滞納分を全額お支払いいただけますか?」