中央大平原から西荒大牙の国へ向かう隊商があった。リーユエンは、玄武国の法座主の明妃である身分を隠し、自身の出自の謎と異界に堕とされた経緯を知ろうと出資者として隊商へ参加した。大牙の国では、法座主との因縁がからむ前世の記憶を思い出し、異界に堕とされた経緯を突き止め、玄武国へ帰還した。そして、隊商の参加者のひとり、金羽国の第一王女ユニアナを連れ、神聖大鳳凰教の新教皇祝賀使節団として、南荒に上陸し、ユニアナの名誉回復と、神聖大鳳凰教の、魔獣に取り込まれた尼魔導士と恩師ヨーダムの争いに巻き込まれた。
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