「慰謝料は国と民でいいですよ」
王妃であり聖女でもあるリナフィアは、転生者の聖女マリアに夫と地位を奪われ、断頭台で処刑された。
しかし、目が覚めるとマリアが現れる直前に戻っていた。二度目の人生、リナフィアは誰のためでもなく、自分の為に強く生きることを決意する。
二度と悲惨な最期を繰り返さないために、有能な辺境伯を抱き込み、国一番の商会長と裏で手を結び、利用できるものはすべて使い倒してやる――と思っていたのに。自分のための行動だったはずなのに何故か人が集まるし、なんだか護衛騎士の距離が近すぎる気がしないでもない。