「醜い」と罵られ、黒いベールを被って生きてきた公爵家の娘セシル・ニルヴァル。
継母と義姉に虐げられ、家では使用人同然の暮らし。
自分の未来に希望を見いだせず、ただ耐えるだけの日々を過ごしていた。
――その運命は、一人の公爵との出会いで一変する。
「君を引き取る。今すぐにだ」
突然告げられた言葉に、セシルは夢か現かもわからないまま、冷たい家を後にする。
しかし、彼の望みは哀れみか、それとも――?
そして、黒いベールの下に隠されたセシルの美貌が明らかになった時、
王さえも彼女を巡る争いに加わることになる……。
「ベールを外した時、世界が変わる」
虐げられた令嬢の物語が、今、幕を開ける。