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取得日時> 2024-11-19 09:29:04
果ての銀花と愚者の杭
氷の女神症候群《スカジシンドローム》――空気中に含まれる毒を吸うことで罹患する氷の病。症状は下がり続ける体温と寒気、それから外気の寒さへの耐性。患者の体温は日に日に下がり続けるが、たとえ普通の人間が生きられない体温を下回っても死ぬことはない。
氷の女神症候群の患者が命を落とすのは、病の進行と共に体温が零度まで下がった時。完全に熱を失った肉体はみるみる凍りつき、最期の吐息と共に透明な氷へと変わる。
主人公のイヒカは隊商《キャラバン》で働きながら各地を回っていた。彼が所属するのは氷の女神症候群の治療薬と、その材料を扱う数少ない隊商。
治療薬はその希少性ゆえに高額となり、それを運ぶ隊商は頻繁に襲われる。
しかし隊商が止まることはない。自分達がやめれば同じ病で助かる者がいなくなる――かつて氷の病に侵された者としての責任と、過去への懺悔。
イヒカを始めとする氷に呪われた者達の、死の病を巡る別れの物語。
■□火・木更新予定□■
※1章15万字前後、全6章予定。
※第一章はわりと平和ですが、第二章からは殺伐としてきます。
※主人公達が正論っぽいことを言いますが、読み返した時に「どの口で言ってるの?」となる内容を目指してます。(1章+過去短編で1セットなので、過去短編を読んだ後がその章の読み返しタイミングです。多分)
※主要キャラが全員生き残ることは保証しておりません。苦手な方はお気を付けください。
※絵はこのあたりにまとまってます。
 https://xfolio.jp/portfolio/ninaini/series/168968 ※冒頭2話分だけ小説も掲載
※この作品はカクヨムでも掲載しています。
 https://kakuyomu.jp/works/16817330655394586104
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©2023-
新菜いに

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