今よりほんの少し未来。世界を騒がせた大きな戦争から３０年後の、２０７０年の日本。高度に発達した科学文明と、その日常に調和し、溶け込む、人と、人ではない者たち。ベールは取り払われ、幻想と日常の境界はなくなった、そんな未来。
空を愛する竜の少年、ユーリは、溺れるように空を飛び、群青の空の彼方を睨む日々を繰り返していた。
ある日のこと。唐突に告げられたのは、吸血鬼の幼馴染との婚約話！？ だがこの幼馴染とその姉妹、一筋縄ではいかなくて――！？
三人に翻弄される、せわしなくもどこか心地よい日々の中で、ユーリは彼を取り囲む人々との関係を見つめ直していく。
――何のために、空を飛ぶのか。その答えを得るために。
――群青の空の向こうに、飛んでいくために。
新たに出会う人々。未来と過去、そして今と向き合って、鬼を載せた一人の竜は、群青に広がるストラトポーズを目指す！
～～竜の少年が近未来の日本で、悩んだり恋したり超音速で飛んだりする、新感覚近未来ハーレムラブコメ"航空"ファンタジー、開幕。～～
――飛んでいこう、ストラトポーズを超えて、空高く。無限の未来へ。
（残酷な描写、ボーイズラブ、ガールズラブタグは念のためつけていますが、要素は薄めの予定です）
（この小説はカクヨムにも投稿しています）
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