文書課に勤めるヘイリーは、宰相であるオルソンに憧れている一人だ。
厳格で女嫌いとして有名なバーナード・オルソンであったが、仕事の上でそれを見せることはなく、主任ではあるものの結局はただの文官でしかない男爵令嬢ヘイリーに対しても丁寧な態度を崩すことなく相対してくれる素晴らしい上司である。
ある日、直接オルソンと打ち合わせをしていたヘイリーは会話が弾んだことに舞い上がり、憧れのオルソンをランチへと誘ってしまう。オルソンが既婚者であることを知りながら。
意外なことに、オルソンはヘイリーの申し出を撥ねつけることもなく、その申し出を受け入れてくれたのだ。
ヘイリーが不相応な夢を見てしまうのも、仕方のないことだった。
※ヒーローはいつもの通りポンコツです※