レヴィエントは剣だけが取り柄の少年だった。七歳を迎えても、剣術以外への興味はなく、行動は粗野、礼儀も言葉遣いもなっておらず、勉強にもまるで興味なし。そんなレヴィエントだったが、ある日、自分の誕生日パーティーに訪れたご令嬢に一目惚れしてしまう。その相手は、七歳にしてすでに淑女の呼び声高い公爵令嬢テレシアだった。
礼儀のなっていないレヴィエントは、感情のままに叫んだ――「お前、俺と結婚しろ!」と。それに対してテレシアは、「わたくし、粗野な行動をする方は苦手ですの」と微笑んだ。
ここから、レヴィエントの努力は始まった。これは、剣術馬鹿と呼ばれた男の、長い初恋の話である。