王都の開発部隊で働いていたユウトは、
戦争優先の計画を拒み続けた結果、
何もない辺境の放棄地へ追放された。
与えられたのは、崩れた家と荒れた土地だけ。
だが彼は、争わず、急がず、
「暮らせる形」を一つずつ整えていくことを選ぶ。
水を引き、畑を作り、雨をしのげる家を直す。
静かなスローライフのはずだった生活は、
獣人の狩人、流れの職人、噂を聞きつけた人々が集まり始めたことで、
少しずつ変わっていく。
一人なら楽だった。
だが、人が増えれば、決めることも増える。
これは、
無理をしないために始めたスローライフが、
いつの間にか「村」になっていく物語。
戦闘ほぼなし、内政と生活重視の辺境開拓譚。