あらすじ(紹介文)
【巨大な肉球の形をした大陸、パウリア。そこで、大陸を分かつ三十五年を超える戦争が始まった。】
豊かな実りを誇る中央「サフラン平原」へ、東の「爪」クロー王国が突如として侵攻を開始する。
襲い来るのは、地響きを立てて疾走する巨馬「ガスポートストヴォ」と、常人には持ち上げることすら叶わぬ巨大なウォーハンマーを振るう漆黒の猫騎士団。
地続きの隣国を飲み込もうとする野心。
海を隔てた他国たちの静観。
そして、国を蝕む「公害」という名の死の影。
これは、圧倒的な武力が支配する過酷な戦乱の時代を、三世代、約三十五年を超え駆け抜ける壮大な戦記。
一人の王の野望が、いかにして島全土を巻き込む大戦へと変わっていくのか。
そして、絶望の先に遺される「希望」とは何か。
今、パウリア大陸の運命を決める、最初の戦鎚が振り下ろされる――。