もし、人の心の声が自由に聞こえてきたとしたら、どうなるだろうか。表面ではお世辞やら思ってもないことをぺらぺらぺらぺら言ってても、心の中では俺のことをあざ笑っていたとしたら。
そんな声が聞こえてきたとしたら、俺はどうするだろうか。まぁそんなありもしないことを考えても仕方ないんだけどな。
ただ、それが実際に起こったとしたら、俺はどうするだろう。この目の前にいる女が実は俺のことなんかなんとも思っていなくて、ただ自分の欲望のためだけに一緒にいるだけだとしたら。
俺はそれを知らないフリをして、過ごしていけるだろうか。
これは、俺の身に実際に起きた、世にも不思議な体験談だ。
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※この作品は、既に完結済みの僕の連載作品
「Heart〜生まれつき心の声を聞く能力を持った僕は、神様のまねごとで人との絆を紡いでいく〜」のスピンオフ作品です。
前作の内容がわからなくても読めるようにしております。