魔呪術の才を隠して生きていた少女『アーミラ』。
十歳以前の記憶を失いながらも、亡き師の言葉を胸に静かに生きていた。
「……婆から教わったこと、魔術のそのすべて、人には決して見せてはならん……」
しかし、隠していた力は女神継承者としての運命を呼び覚ます。
声を持たぬ鎧『ウツロ』に導かれ、三女神の仲間とともにアーミラは旅立つ――。
選ばれしは、
長女『天秤』の女神継承者――
リブラ・リナルディ・ガントール
次女『天球儀』の女神継承者――
アーミラ・ラルトカンテ・アウロラ
三女『柱時計』の女神継承者――
チクタク・オロル・トゥールバッハ
重さ、距離、時間を計る神器を携え、三女神達の計り知れない物語が幕を開ける。
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空気感を表現するため文体は硬め、戦闘描写や伏線も盛りだくさんなので是非読んでみてください。