※本作は主人公側登場人物の四肢欠損等、一部ショッキングな内容を含みます。
文明が滅び去り、世界が人類にとって安住できるものではなくなった時代。
人類は空間に生じた裂け目から湧いて出る異形数多のカイブツから隠れながら時に逃げ、時に戦い、時に斃れつつもどうにか種を存続させていた。
そんな中、一つの小さな集落で可愛がられつつ育てられていた少女ミーナは、ある日空間の裂け目から零れて落ちた奇妙な刃物を拾った。
その「刀」なる刃物はミーナと意思を疎通し、そして集落の危険を彼女に伝える。
その後、独り危険な世界に飛び出すことを余儀なくされた彼女は、老翁を彷彿とさせる語調で『妖刀』を名乗る刀と共に、崩壊した文明の跡地に安息を求めて旅立った。
カイブツと戦いながら懸命に足搔き生きる人間達との出会い。
遺跡と呼ばれる地に遺された文明崩壊の謎。
軈てミーナが辿り着く答えは人類の存亡を彼女の手、『妖刀』を握る小さな手に委ねる。
何故文明は滅びたのか、空間の裂け目は、カイブツとは一体何なのか。
人類の運命は絶滅か、それとも……。
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