「よくも私の安寧をぶち壊してくれたな」
20年間の社畜生活と血の滲むような苦労の末、鈴木一郎はついに念願の「人生のあがり」を手に入れる……はずだった。
だが、運命は最悪のタイミングで牙を剥く。
世界規模のモンスタースタンピード。
文明崩壊。
生き残った強欲な富裕層が作り上げたのは、生存の権利すら電子通貨で搾取する最悪のディストピア国家『新日本』。
安眠も、資産も、スローライフも。
すべてを奪われキレかけたおじさんの前に、突如として無慈悲な天の声が響く。
『50億人の死者によりゲームが成立しません。救済措置としてPoEシステムを導入します』
死霊を召喚し、敵を爆破し、ドロップ品を「鑑定」して資産を築く。
これは、奪われたFIRE(平穏)を暴力で取り戻すため、死霊の軍勢を率いていくおじさんのハクスラ物語。