梅雨時の混雑したバス。写真を撮るのが好きで、少し人と関わるのが苦手な大学生――月城直陽《つきしろなおはる》。
いつも同じバス停から同じバスに乗り合わせる朝霧《あさぎり》あまね。
偶然隣り合わせになり、接点を持つことになった二人。
無邪気で少し不思議な彼女に、彼はいつの間にか心を奪われていく。
けれど、彼女の笑顔にはどこか影があった。
夏の光、秋の風、冬の静けさ――季節の移ろいの中で、
ふたりの距離は少しずつ変わっていく。
そして春。
直陽は、あまねの“ほんとう”に触れる。
――この恋は彼のものだ。だが、この涙は僕のものだ。
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心理描写多めの、優しくて切ない恋愛物語です。
『晴れた日には、恋をする』は、初週は毎日更新予定です。その後、毎週
水曜・金曜・日曜の21時ごろ
に更新します。
週3回、ゆっくりと季節と心の移ろいを描いていきます。
50回更新、2月初旬ごろ完結予定です。
どうぞ、あなたの一週間のリズムの中に、“ハレコイ”を置いてください。
※文字数の関係上、数話まとめて公開することがあります。
※「小説家になろう」と「カクヨム」で同時掲載しています。