異世界のそれなりに不便ではない村の平平凡凡な農家の子供へと転生していたエサカ・スイフ。
転生したのだし全力で生きようと目一杯できることに手をばしていくのだが、ある日そんな彼は変な声を聞く。
エンディングが消滅した、ということを伝える声を。
そこで初めて自分がゲームの主人公に転生していたことを理解すると、エサカは将来に起きるかもしれない戦いのため自身を鍛えていくことに。冒険者の剣士に弟子入りし、めきめきと力をつけてはいくもののその時点でエサカはまだ５歳。まだまだ戦いだけに注力はできない。
時にはお手伝いをして、時には幼馴染と遊び、時には冒険者ギルドでかわいがられ、時には幼馴染の母親を落とそうと努力して！？
たまに変な人が村にやってきて大騒ぎになることもあるけれど、エサカは今日もどこかのんびりと力をつけていく。
しかし、定期的に聞こえてくるエンディング消滅のアナウンスからは逃れることができなかった。
「うわあぁぁぁ！！！また消えたんだけど！？どうすればよかったっていうのさぁぁぁ…………１回寝てから考えよう。そうしよう」
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