何の能力もない村人だった主人公・クロスは、魔物の侵攻によって滅びかけていた世界を救うために志願兵となり、世界各所を転戦して功績を上げ、気がつけば選ばれた実力者たちの集う『円卓』の第七席に座っていた。
表向き世界は平和になり、役割をなくしたと考えたクロスは円卓を脱退し、村人に戻ることにする。しかし脱退の際に記憶を失うという掟があり、クロスもそれに従うこととなる。
クロスは地上に飛ばされて倒れていたところを助けられて村で仕事を手伝い始め、「アトル」という名で呼ばれて村人生活を始めるが、記憶を無くしているだけでその力は何も変わっておらず、荒れた畑の開墾を高レベルすぎる実力でこなしてしまう。
その後アトルは街道で馬車を襲っている賊を農具のみで撃退し、「俺はただの村人ですから」と言ったはいいが「自分の実力を隠して隠遁している謙虚な人物」と思われてしまうこととなる。
その噂が伝わり、理由あって強者を探していた皇女の使いがアトルの元を訪れて言う――「あなたの力を貸して欲しい」と。
ひょんなことから騎士生活を始めることになったアトルだが、彼自身がまだまだだと考えていた『世界七位』の実力が、訪れる困難を次々と破壊していく――。