本作は、天野成美(著)氏の解釈による『カタカムナ』第2首から第79首までのウタヒ(歌)を起点とした短編集です。
古代から伝わる一首一首の言葉に触れ、そこから私自身が受け取った固有のイメージや思念を、物語として結晶化させました。
ある時は、目に見えない「微粒子」が躍動するミクロの視点から。
またある時は、広大な「宇宙の真理」を俯瞰するマクロの視点から。
ウタヒが持つ根源的な響きが、現代のミステリーや幻想的な情景と交差し、どのような景色を見せるのか。カタカムナという「生命の源」から湧き出した、多彩なエピソードをひとつずつ紐解いていきます。
一首ごとに異なる顔を見せるその不思議な調べに、しばし耳を傾けていただければ幸いです。