どうやらわたしは『亡国の皇子』という小説の中の数行で終わるチョイ役の雑魚キャラ――ゼピウス国第二王女マヤに転生してしまった。
預言者だったマヤ王女はその予言内容にどうやら嘘をつきまくっていたらしい。
仇キャラであるニキアス=レオス将軍の婚約者であった彼女は、小説『亡国の皇子』の途中で嘘がバレてニキアスに処女を奪われ挙句殺される運命だった。
分かっていて殺されるのは勘弁して欲しい。こうなったらニキアスに殺されずにすむ道を探すしかない…けれどそんなに簡単にはいかなかった。小説の展開とは全く異なり、ニキアスに殺される未来は回避された(?)…かのように思えたけれど、話は全く別の方向へと進み始めていく。
単に生まれ変わりだと思っていたのに、簡単に話しは終わらない。
神々の人間の思惑とが絡み合い出して、話はもっと大きな運命の変化をもたらしていく。
あら?これって単純な恋愛小説じゃなかったっけ?←違います!
この執着は所有欲かそれとも愛なのか?
けっこうグロ内容有ります。
嫌な方はブラウザバックでお願いします。
アルファポリスにも掲載しています。
(改訂内容で18Rに書き直していきます)