将来の夢がニートである私――平間美紀は、ある時ひょんなことから、魔法を使えるようになった。魔法の力で、お金を無限増殖したり、未成年なのにパチン〇店に入ったりと、やりたい放題悪事を働く私。
そんな私に正義の鉄槌を下してくる、魔法少女二人がいた。中学三年生の彼女らは、強敵を涼し気な顔で倒す、実力者。言うなれば、最強の魔法使いだ。
魔法で悪事を働かないと就職確定(死刑確定)の私は、自身の夢を叶えるためにも、そんな魔法少女たちに立ち向かう!
秘密兵器を使って、あの手この手でいじめてあげれば、あの子たちも降参してくれるはず!
これは、悪役である私が魔法少女に対して、めちゃくちゃ冷たいアイスクリームを投げつけたり、食品用ラップを顔面へ押し付け恥ずかしい想いをさせたりなどして、彼女たちの降参を目論む話である。