大阪・ミナミで“虎柄シャツの値切り名人”として知られるおばちゃん・大原トモエ。
ある日、商店街で謎の光に巻き込まれ――
気づけば、見知らぬ草原のど真ん中。
そこは、魔力が生活に溶け込み、
争いも戦争もない穏やかな異世界だった。
「しゃあない。来てもうたもんはしゃあないわ」
持ち前の切り替えの早さで異世界生活を始めたトモエは、
魔力測定でまさかの“超高魔力”と判定される。
しかし本人は魔法知識ゼロ。
くしゃみ一つで魔力が暴走し、街の人々を毎回ビビらせてしまう。
それでも――
世話焼きと商売魂は異世界でも最強だった。
気弱な魔道具屋の青年を励まし、
市場では値切り交渉で物価を安定させ、
子どもたちには生活魔法を教え……
気づけば街の人気者に。
「異世界でも、うちはうちやで!」
魔法の暴走も、街のトラブルも、
困っている人の悩みも、
全部まとめてトモエ流で解決。
虎柄シャツが今日も揺れる。
これは、ミナミのおばちゃんが異世界で第二の人生をのびのび楽しむ、
読めば元気が湧いてくる“ほのぼの魔力日常ファンタジー”。