学校一校則に厳しいことで知られる風紀委員長・白石さくらは、俺の恋人だ。
校内では一切の不正を許さず、冷たい視線で違反者を取り締まる彼女。
そんな彼女は俺に対して、他の生徒よりも厳しく校則チェックをしてくる。
「槇原君、今日もいい匂い……」
勿論それは、恋人である俺に校則遵守してほしいから……とかではない。
校内で二人きりになって、こっそり甘えるための口実だ。
……つまり、完全に職権乱用である。
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