公爵令嬢の母と王子を父に持つリランディアは「魔の泉」の底で生まれた。
母を喪い、落ち込んでいたところで、母の兄の子どもだというノエルに出会う。次第に惹かれ合うふたりは、静かな交流を重ね、おとなになった。
しかしあるとき、ノエルが泉の底に降りてくるという。リランディアは焦る。彼女には見られたくないものがあったのである。ノエルが戻ってくる三ヶ月後までになんとか片をつけなければ……。母の形見のペンダントを使って、彼女は妖精を召喚した──。
※シリアスとコメディが混ざっています。
※単独で読めるお話なのですが、世界観の設定は、他作品と同じ「十六王国」のひとつ。こちらは"十代の日本人がふわっと考えた設定をもとに作られた乙女ゲームの世界"となります。
※タイトルはもしかしたら変えるかもしれません。シリアスとコメディが混ざっているのでずっと悩み中です。