公表された事件の説明には、どうしても成立しない矛盾があることを。
真実を語ることもできず、追われる身となったシラスは、賞金稼ぎや傭兵たちの目を逃れながら、孤独な日々を生きていた。
そんなある日、彼は旅の途中で、一人の少女を拾う。
彼女は自分の過去を覚えておらず、なぜ追われているのかさえ知らなかった。
だが、彼女には一つだけ、誰も無視できない秘密があった。
それは、世界の常識を覆しかねないほどの、途方もない魔力。
厄介事に関わるつもりなどなかったシラスだが、彼女を放っておくこともできず、二人は共に旅をすることになる。