公爵令嬢ルイーズが恋したのは、王子でも貴族でもない――街角でチェロを奏でる“冴えない男爵令息”だった!
彼の演奏に心を鷲掴みされたことから始まった恋。気づけば、絶賛浮気中とのウワサの王子との婚約問題もそっちのけで、楽団に「バイオリン修行」と称して潜入!
身分を隠して楽団の一員としてチェリストに接近したり、王城での演奏会では変装したりとスリリング。だんだんとチェリストの彼と音楽を通じて少しずつ心が通い合っていくのだが──。
とある事件をきっかけに、王子が“彼を国外留学させる”と宣言してきて――恋の旋律に、不協和音が鳴り響く!?
クールで不器用なチェロ奏者×恋に一直線な公爵令嬢の、音楽がつなぐちょっともどかしくてときめく恋のアンサンブル、始まります!