とある銀河のとある惑星。そこにあるμという大陸には特異な生物群と希少な鉱物資源が存在していた。いくつもの国家が軍を派遣し、体長が100メートルを超えるような巨大生物を仕留め、その死骸から希少鉱物を回収する。すなわち「採掘」を実施しており、その拠点として築かれた都市のひとつにスイーラ連合法国のドンカーツがあった。
どこまでも続く真っ白な砂浜ときらめく波打ち際、常夏のリゾートで給与を受け取りながら就職に有利な各種資格を取得できます。そんなうたい文句に引っかかって、田舎の限界集落出身の少女コマチ・スノウライトは軍士官学校ドンカーツ分校の扉を叩いた。首尾よく採用試験に合格し入学をはたした彼女を待ち受けていたのは、砂竜と呼ばれる巨大生物が闊歩する砂漠の戦場。せめて戦地から離れた安全な部署に任官したいと願うものの、そんな思惑とは裏腹にコマチは操縦士として高い評価を受けてしまう。
料理くらいしか取り柄のなかった少女は流されるままに活躍を重ね、いつしかμ大陸の謎へと迫っていく……