――これは、ちょっとメンヘラが入っている男が、日々笑いを我慢しながら、好きな幼馴染に「好き」と言わせるまでの物語。
男は総じてクソ! 女は過剰! そんな世界。
「産まれました! 元気な男の子ですよ!」
……あれ? 俺、転生した?
「今、笑った??? 男の子がこの私を見て……笑った????」
……えっと、なんでそんな信じられないような声を出しているんだろう……?
「決めた。私、お笑い芸人になる!!!」
……んえ?
♀♀♀♀♀♂♀♀♀♀♀
生まれてきた世界は、男女比の偏った日本だった。
前世では得られなかった温かい家族。男というだけでもてはやされる人生。
少し窮屈だが、その程度なら大歓迎だった。
ただし――
「「「決めた。私、お笑い芸人になる!!!」」」
僕が笑うと、家族、親友、幼馴染など、みんな全てを捨て、「お笑い芸人落ち」してしまう。ねえ、ちょっと面白くて吹き出しただけじゃん! 男が笑っただけだよ? そんなに舞い上がらないでよ!
いつの間にか僕は、普段から笑うことを我慢するようになっていた。
※毎日更新予定。
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