白髪美少年が、黒髪少年にキレたりブチギレたり怒鳴ったりなだめたりしながら、最愛の妹のために一所懸命がんばる小説です
【あらすじ】
皇子トカクの双子の妹『星屑姫』。彼女は卒業パーティーの晩、毒を盛られる。
妹を眠らせた憎き犯人を捕まえるため、そして妹の代役をするため、トカクは女装して妹になりかわることにした。顔がそっくりの二人は、衣装を『取り替えて』しまえば誰にも見分けはつかない。
妹を目覚めさせるには、大陸へ留学して解毒薬を手に入れる必要があるらしい。それを知らせてくれたのは、妹を籠絡して暗殺未遂事件のきっかけを作った男爵子息ユウヅツだった。
恋愛ゲームの主人公に転生してしまったユウヅツと、バッドエンドでは主人公を斬り捨てる悪役だったトカク。二人は無事に妹を救うことができるのか? そもそも協力しあえるのか?
女帝が治める大瞬帝国において、妹——皇太女ウハクは一人しかいない跡継ぎだ。目覚めさせないと国がヤバい!
「……というかそれ以前に、ボクにとってウハクは最愛の妹だ。この命に代えても、お兄様が絶対に助けてやる!!!」