公爵令嬢エリシアは、余命を隠して王太子の婚約者として生きてきた。
しかし卒業パーティーの日、聖女の策略で冤罪と余命を理由に婚約を破棄され、王室詐欺の罪で断罪、王都を追放されてしまう。
これまでの献身や努力を信じてもらえなかったエリシアは、全てを手放す決意をする。
誰もいない辺境の地でひとり静かに死ぬことを望んだ彼女に付き添うことになったのは、近衛騎士団副団長のアルベルト。
王命により、彼はエリシアの「剣」となり、辺境での護衛を任される。
無骨で不器用、それでも誠実に寄り添う彼の優しさが、凍りついたエリシアの心を少しずつ溶かしていく。
これは、すべてを失った令嬢が、騎士の愛に救われ、自分の人生を取り戻していく物語。