「――お断りいたします」
王宮内部、聖女選出の間。
次代聖女に選ばれたのは――最高位魔導士クロトだった。
彼女は、栄誉を拒否する。
聖女として国に縛られる未来を捨て、
魔導士として生きる道を選んだ代償は――
放蕩王子と呼ばれる、第二王子グリズリッドとの危険な黒魔導士討伐任務。
相容れない価値観。交わらないはずの二人。
それでも共に戦う中で、少しずつ歯車は狂い始める。
『選ばれる運命』と『選び取る意志』。
その衝突の果てに、何を掴み、何が壊れるのか。
天命を拒んだ最高位魔導士と、深い青の瞳を持つ王子の命を懸けた旅が始まる!