宝くじが当たった!と仕事帰りにウキウキしていたのに、気がつけば当選金を手にすることなく、私は見知らぬ芝生の上で水平線を眺めていた。
換金する間もなく異世界へ転生してしまった、元社会人の私。
「お金持ちの子供からスタートなんてラッキーじゃん……」
10代や20代のようなフレッシュさも柔軟性も失っていた私が、魔法で童心に返り、美味しい物を食べながら、自分の住む世界を知っていく。
今度こそ「のんびり、楽しく」過ごすことを決めたはずが気がつけば、もう10歳。
私は少しだけ「のんびり」から遠ざかりそうな、寄宿学校へと入学する。
広大な領地を持つ大貴族の元に生まれた令嬢アナスタシアの視点でお送りします。
※1章は子供時代の穏やかな日々を綴っています。
※10歳の寄宿学校編、スタートしました!