勇者パーティの主力として、北の魔王ヴィステム討伐に貢献した精霊騎士ハルト・カミカゼ。
最高位の精霊を多数使役するハルトはある日突然、勇者に難癖をつけられ勇者パーティから追放されてしまう。
帝都を追い出され、行く当てもない旅を始めたハルトは、ひょんなことから野盗に襲撃されている少女二人を助ける。
しかし助けた相手はなんと南の魔王を名乗る鬼族のへっぽこ幼女と、護衛のハーフエルフの美少女騎士だった!
2人の命の恩人として、彼女たちの住まう南部魔国に客人として招かれたハルトは、そこで様々な精霊を使役しながら、時にだらだら、時にドタバタしたスローライフを過ごすことになる。
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「時に神をも殺す炎の魔神とまであがめ恐れられる【イフリート】を、お主はなーに肉を焼くことなんぞに使役しておるのじゃ!」
「なんだそのことか。実は【イフリート】は肉を焼くのがものすごく上手いんだぜ?」
「こやつはいったい何を言っておるのじゃ!?」
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「お、【ポセイドン】か」
「ポ、ポポポ【ポセイドン】!? ちょっとぉ!? 炎の魔神【イフリート】と並び称される海洋王【ポセイドン】じゃぞ!? あんな一瞬でこんなヤバいの呼び出しちゃったの!?」
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古い作品だったのですが、お気に入りだったのと、第11回ネット小説大賞で一次選考を通過できたので、数万字の加筆を加えてリメイクしました。
一人称と三人称が混じっていた部分をはじめ、気になった個所は片っ端から改稿しています!
かなり読みやすくなっているのではないかと!
(カクヨム併載です)