東條ヒカル、十六歳。
事故により死の淵を彷徨った彼は、医師の中林から人工心臓の提供を受け、アナザーと呼ばれる怪物から人々を守るハンターとなった。
アナザー対策班を率いる最愛の姉(東條アオイ)と、
恵まれた容姿でワガママ放題の幼馴染(泉リリカ)とに振り回されながら、
平凡で幸せな日常を守るため、彼は身分を隠して日夜闘い続けている。
アオイの部下であり、「ゴースト」と呼ばれる特殊工作員でもある淡路。
ヒカルやリリカの通う白鷹学園の体育教師であり、キツネ面のハンター、南城。
そして、数学教師であり、「インドラ」と呼ばれるハンターの北上。
彼らを巻き込みながら、アナザーとの闘いは次第に不穏な様相を帯びていく。
やがて、アナザーの「核」をめぐり激化していく闘いの中で、
ヒカルは自分自身の正体について知ることとなるのだった。
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