天涯孤独となり、人生の終活を考えていたアラフォー事務員の橋本綾。突如、魔法や精霊の存在する異世界に転移してしまう。
彼女を保護したのは、名門・レイヴァーグ侯爵家。そこで出会った次男で騎士団副団長のライゼルは、なぜか綾を過剰なほどに気にかけ、甘く溺愛する。
孤独だったはずの人生が、一途な騎士の手によって色付いていく。――しかし、彼が注ぐ愛は、次第に狂おしいほどの執着へと変貌し……。
さらに、綾の身体に秘められた世界の理を覆す力が、王都を揺るがす陰謀へと彼女を巻き込んでいく。
「あなたの居場所は、私の腕の中だけだ。……いいですね?」
精霊に愛された元事務員と、理性の箍が外れ始めたライゼル。二人が辿り着くのは、幸福な結末か、それとも美しき鳥籠か。