【ガーゴイルの眼】というパーティーで回復担当の青年治癒師のユートは、悪霊など本来は見えないはずのものがはっきり見えてしまう霊感が強すぎる体質だった。
あるダンジョンでの戦闘中、仲間剣士に霊が憑いて、体を重くさせてしまう。緊急事態のため、ユートは剣士の顔を叩くことで霊をはじき出して、剣士の状態を元に戻した。
だが、ユートも覚悟していた通り、霊が見えない仲間パーティーから、ユートは仲間を叩いたヤバい奴という扱いを受け、仲間から追放されてしまう。
失業して一人旅の途中、ユートは霊感のせいで、信者が0になってしまい、孤独に暮らしている角の生えた幼女の神が見えてしまう。その幼女神ラガシャは神様らしく少し偉そうな態度でユートは軽くイラッとしたが、見た目が子供の神の「信者を増やして、教団を復活させてほしい」という願いを断れず、その神の唯一の神官になる。
神の最初の神官になったことで、ユートはステータスが大幅にパワーアップ。とくに、肉体的な部分が大幅に強化されていて、冒険者時代は回復担当だったのに周辺地域で最強クラスの武道家並みの存在になっていた。その力は町を襲った盗賊団を一人で壊滅させたことがきっかけで、急速に広まり、多くの冒険者たちから完全に武道家扱いを受けることになる。
限りなく武道家に近い神官になったユートは偉そうだが根は悪い奴じゃない幼女神ラガシャの面倒を見つつ、ラガシャを信仰する人が増えるように草の根活動を続けていく。やがて信者の数も増えていき、教会も完成し、教会の所領も手に入り、ユートと神のラガシャは教団の規模を拡大させてゆくのだった。