記憶を失った少年・雪風小春(ゆきかぜこはる)は、その美しい容姿から女性だと勘違いされ、世界的な資産家・来栖野有栖(くるすのありす)の屋敷でメイドとして働くことになる。
穏やかな日常の中で、小春は女装への罪悪感を抱きながらも、懸命に彼女の支えとなる生活を送っていた。
だが、その日常は唐突に崩れ去る。
「――だから小春、あなたは戦略機動部隊〝ハミングバード〟の隊長として、生き残った人類と、この地球を救うために、もう一度戦ってほしい」
人類最後の希望として戦火に身を投じ、真の救世を成し遂げること。それが、ただの女装メイドにすぎなかったはずの雪風小春にかせられた使命であった。
※第5章・完。