≪第一章
発端編≫
ドワーフと人間が共生するキシュベール地区ベレメンド村に生まれた発明少年ドラガン・カーリク。
姉アリサに可愛がられて育ったドラガンは、行商先のロハティンで竜の盗難事件に遭ってしまう。
犯人の悪事を暴いたドラガンたちは命を狙われることになってしまった。
全てを奪われ一人路傍に倒れたドラガンを、エルフの母娘が匿ってくれたのだった。
ベルベシュティ地区でドラガンはエルフたちの感謝を集め、ついに生き別れとなっていたアリサと再会することができたのだった。
≪第二章
逃避編≫
徐々に「水神の使い」と神聖化されていくドラガンを守ろうと、三人の貴族が動き出した。
そんな時、アリサは亡き夫そっくりの人物ポーレを目撃する。
ポーレはドラガンをサファグンの住むサモティノ地区エモーナ村に誘った。
重税に悩むエモーナ村は領主と衝突。
さらには街道警備隊に居場所を知られてしまう。
水滸伝を意識した、異世界ファンタジック伝奇。
注:魔法は使えません。
※「カクヨム」にも、同じ話を転載しています。