論語とは、紀元前500年頃の思想家『孔子』とその弟子の言行録である。
相当に昔の人物なので、今とは価値観とはそぐわない部分が多くある。
論語…と聞いて多くの人が持つ印象は『あの漢字だらけのよくわからん文章』であろう。
しかし、嚙み砕いて詳しく読み込むと実に奥深い言葉の数々でなかなかに面白い。
論語に記された言葉は断片的で、読む人によって解釈が異なる点も面白い。
なので本作の解釈もあくまで一解釈に過ぎないのである。
論語を語源とした語句は多く、また古くから学問として尊ばれたため日本は元より、東洋各国の文化・意識・価値観に深く根付いている。
(故に会話の端々に論語の言葉を滲ませると…(特に東洋人には)教養あるように見える…かもしれない。)
ただ問題は短文・長文合わせて512もあるってことで
こいつは長丁場になりそうだ。