13の王国と城からなる地、アストリア大陸。
勇者達の活躍により長きにわたる争いの歴史が終わり、ようやく人々が手を取り合うようになった美しい地は、突如現れたヒトの骨格をもつハエの魔物『ヴェスパ』により沈もうとしていた。
頑丈な外殻にヒトを超える力と速さ、反射神経を持ち、異常な速度で繁殖する『ヴェスパ』。ヤツらはステータスにおいてヒトを超える上、ほんの些細な隙を見抜き、異性を奪いにくる最悪な魔物である。
ヒトがもつ対抗手段——この世界では"願い"、"意思"が力となり、ごく限られた血筋をもつ者が魔法、あるいは王家の血筋の能力として特殊な異能を使うことができる。
蝿の魔物によるNTRだけは絶対に阻止せねばならない。強敵相手……だが絶対に負けられない、異世界長編戦記——!
[第0章]
武と剣の王国
"シルベニア"。とあるギルドにおいて、ヒト型の蝿の魔物"ヴェスパ"が討伐対象となる。
難易度は、下級……そして異様な高額報酬。爽やかな希望を胸に駆け出しの冒険者たちは、クエストを受注し"ヴェスパ"と対峙することに——
シルベニアを襲うかつてない危機に立ち向かうのは、"揺るぎない意志"の力により、属性・状態異常耐性に加えあらゆるものを"弾き飛ばす"能力により素手で戦うパワー系王女
"アリシア"。彼女は昼夜問わず戦闘づくめの無口な騎士"スターユ"に護衛を依頼する——
[第1章]
舞台は"アルテア王国"に存在する"エオルーン魔道学校"。
そこで日々退屈な授業を受けていた12才の少年"レイン"。学校におけるその何気ない日常は、ヴェスパに対する唯一の特攻魔法"銀の焔"を扱うことのできる同級生の少女"リリア"が、ひたすら戦場で戦い続けることにより、日々を過ごすことができるものであった。しかし、圧倒的な数を誇る魔物"ヴェスパ"相手に流石に限界が訪れ始めていることに気づく。レインは焦り、そのまま見過ごすことができずにいた。
[執筆およびイラストはAI非使用です]