地球を喰らうダンジョンの最下層で、俺は一度死んだ。
そして千年後――大悪魔となった俺は、駆け出し召喚士の影狼として地球に戻ってきた。
会社員のサクラは、土日だけダンジョンに潜る週末ハンター。
最下層で相棒を失った彼女は、死んだ影狼の身体に宿った“大悪魔”と契約してしまう。
だが、その悪魔こそ十年前に地球で死んだ元人間だった。
ダンジョンは地球の生命を吸い、魔素を生み出す侵略装置。
サクラはなぜか迷宮に狙われ、俺は彼女との魂糸でこの世界に繋がれている。
最強なのに全力を出せない大悪魔と、弱いけれど彼を独占したい召喚士。
二人は迷宮核を巡る争いに巻き込まれながら、やがて地球を喰らうダンジョンの真実へ迫っていく。