前世、過労死した27歳のコンサルタントは、戦国島津の妾腹に生まれ変わった。
家督も、武功も、要らない。俺が持ち込むのは「事業再生」の頭脳だけだ。
冷遇される日陰の屋敷で椿油と石鹸の内職を立ち上げ、本家に見捨てられた飛び地・獅子目を、誰にも気づかれぬまま大隅最強のキルゾーンへと変える。
強い敵は殺さない。適切な場所に置き、組織の一部に組み込む。
「島津は、強かった。だが、組織を作れなかった」
――ならば俺が作る。身分ではなく実力で人が働ける海洋国家を。
泥と竹束の砦から、やがて海の帝国へ。
後にそれは、パクス・シマヅィカと呼ばれることになる。
これは、内政チートで戦国最強の海洋国家を築く、もう一つの島津記。
※言葉遣いに関しては「現代語訳」が基本なので当時にない言い回しなども入っています
※一応の時代考証はしておりますが作品の都合また解釈の違いなどで定説と違うような描写もあります