【概要】
か弱い少女が冒険者になり、魔物との戦いや人々との交流を経て成長し、やがては英雄になるというお話です。
【あらすじ】
食堂の看板娘である少女リーベ。
彼女は街の英雄を父に持ちながらも、その背中を追うことはせず、母のような立派な料理人になろうと日々精進していた。
それは女の子に生まれたからであり、食堂の娘に生まれたからだ。
そこに不満はなく、彼女は自らの人生が素晴らしいものであると疑っていなかった。
しかし、彼女を取り巻く日常が脅かされることになる。
街中に魔物が出現し、市民をさらっていったのだ。
この事実に人々は恐れおののき、街の英雄に救いを求めようとしたが、不可能だった。英雄がすでに、冒険者を引退していたからだ。
平和な日常は恐怖は塗り込められ、人々が心に抱く希望は絶望へと変わろうとしていた。
そんな惨状を前にリーベは、自らが英雄の娘であることを思い出す――
※カクヨム・ノベルアップ+にも投稿しています。
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