アレクサンドル・ウリヤノフ、通称『サーシャ』という殺し屋がいた。たくさん殺し、『生まれは不平等だが、死は平等』という信念の元、殺戮を繰り返していたのだった。
しかしそんな彼は、「最後くらいヒトを殺すのでなく生かして死にたい」という思いの元、子どもを庇って死に至る。
鏡だらけの空間で目を覚ましたサーシャは、天使らしき女に、もう殺しができないように幼女の身体を与えられ、宗教国家〝アンゲルス連邦共和国〟へ転生した。
そこでルールを捻じ曲げる力を手に入れたサーシャは、果たしてまた殺しの道に戻るのか。それとも、ヒトを救える存在になるのか。〝殺戮の切り札〟による物語が、今始まる。
カクヨム・アルファポリスにも同じもの載せています。