「取り敢えず魔法極めてストーリー前にトンズラするぞ!」
四大魔法皇爵家がひとつ、ウェントザルア皇爵家の三男ユリウス・カトル・ブルーグ・ウェントスは母親の命と引き換えに生まれてきたのだと言われ、家族や使用人から冷遇されている。
さぞ根暗で陰湿な性格になり、憎悪を募らせている…
なんてことはなく?!
実際は自由奔放な性格で毎日悪戯を仕掛けながら順風満帆で充実した生活を送っていた。
何故ならユリウスは転生者で自分が悪役令息だと知っていたから!そしてストーリー開始直前に姿を消せばいい事に気がついたから。
それまでは楽しい魔法を沢山試していよう!
しかし、有り余る時間で書庫の魔導書をすべて読破してしまった。刺激を求めて旅立った先には中盤で退場する悪役令嬢が!
これは悪役令息に転生した主人公が第二の人生を謳歌するために行動してなんやかんや悪役令嬢の執事になって幸せを掴みつつざまぁして、いつの間にか最強に至る物語。