西暦2024年、夏。高校生の兎火 涼多(うび りょうた)は、地元の神社で行われる火祭りである願い事をした。
燃え盛る炎を眺めていると、突如、強い風が吹き、涼多は三人の人間とともに、妖怪や幽霊、八百万の神々が暮らす『化生界(けしょうかい)』という面妖な世界へ飛ばされてしまう。
四人は衣食住の保証、そして、元の世界へと帰るために、そこに住まう神や妖怪たちと『契約』を交わす。
物語の中心に鎮座するのは、涼多たちの町に伝わる『大蜘蛛と白蛇の昔話』。めでたしめでたし……ハッピーエンドを迎えたその先は――。
覆水盆に返らず。どれだけ後悔しても、もう遅い。
ときに鬱、ときにほのぼのな和風ファンタジー。
読まれる方によっては、ホラーやSF味を感じる部分もあるかもしれません。
※差別的な表現がございますが、あくまで演出の為であり、作者自身にそのような意図はございませんことをご理解ください。
※『◇』の付いている話に、キャラクターのイメージ画を載せておりますので、苦手な方はご注意ください。
参考文献リストを、二話目に投稿いたしました。