【全てを侵食する『ヴァリァス』__俺はそれが効かない体質らしい】
普通の中学生だった俺、神村姜椰は、あの日「世界」を蝕む絶望に触れた。
時は二〇二五年。世界は不可逆的侵食現象『ヴァリァス』に苛まれていた。
『ヴァリァス』は全物体を侵食し機能不全に陥らせる。そして待ち受けるのは『崩壊』という残酷な結末。それは人体も例外ではない。
抗う唯一の手段は出現する『怪物』を屠り、そこから実る暗黒の果実「再化結晶」を破壊することだった。
特殊部隊への入隊。数多の死線。そして裏に潜む闇。
これは、運命に抗う『特異体質』を手にした一人の少年が、人類の運命を覆すまでの生き様を綴った物語だ。