かしこまったチーム戦カテゴリをぶっ壊してやる!
星間管理局本部が置かれている惑星メルケーシン。そこでは新しい試みとして身長20mの人型ロボット『アームドスキン』同士の実機戦闘ゲームが行われていた。
技術のベースが整ったアームドスキンの開発促進を促す一環として様々な分野から参入した機体がしのぎを削るプロスポーツである。
勝者を予想するというギャンブル要素も取り入れられたそのゲームの名は『クロスファイト』。激しい戦いが売りの新感覚スポーツとして発展しつつあった。
その『クロスファイト』にソロで参加するのはミュッセル・ブーゲンベルクという名の少年。彼は無手の格闘(ストラグル)タイプというハンデの多いスタイルで戦って頂点を極めようとしていた。
そんな彼の前に現れたのは、ザザの狼の血を受け継ぐ狼系獣人種(アゼルナン)のグレオヌス・アーフ。父の面影を宿す少年は『クロスファイト』のリングに剣士(フェンサー)タイプで上がる。
そして、五機までのレギュレーションのチームカテゴリにたった二人で挑んでいくこととなる。ミュウとグレイ、二人のチーム『ツインブレイカーズ』の戦いはメルケーシンにどんな嵐を起こすのか?
リアルロボットSFストーリー、新展開の第十一弾。