その手帳には、人の死が書かれていた。
しかも――書き換えるたびに代償を払う。
男子高校生・冬馬輝は異世界に召喚され、奇妙な手帳を手にする。
そこには未来の「死」が記されていた。
だがその運命を書き換えるたびに、痛みや喪失などの代償が彼を襲う。
捨てようとしても手帳は追いかけてくるし、他人に見せれば煉獄の苦しみ。
だが、彼は人の死を回避することで、元の世界へ帰るためのエネルギーが溜まることを知る。
裏切り、精神崩壊、利用しようとする者たち。
数々の代償を払いながら、彼は「帰還」を目指す。
――その手帳が、本当に味方なのかも分からないまま。