万物の根源を成す元素"エーテル"によって支えられている世界オルラント。
九百年前に幻妖種と呼ばれる異形に侵攻を受けた世界は、その脅威から逃れるために地上と高度二万メートルの高さに浮遊する六つの大陸から成る空とに分かたれた。
エーテルを歌によって状態変化させ、無から有を生み出す魔法――聖術を発動させる聖歌の作曲を生業とする青年シオンは、オルラントでも七人しかいない称号を与えられた凄腕の調律師の一人。
空の調律師の異名を持つ彼は、ルクレティアという名の少女と共に浮遊大陸を旅していた。
二人の目的は、七つすべて集めると願いが叶うと謳われる伝説の楽譜――神曲聖歌を見つけ出すこと。
これは、空の世界を舞台に繰り広げられる冒険譚。
*この作品は過去に投稿していたものを改稿し、再掲載しています。