戦地帰りの俺、セイファ・アルバルドは、途方に暮れていた。
なぜなら、婚約者のために必死に祖国に帰ってきたというのに、彼女はすでにほかの男と婚約を結んでいた……。
捕虜交換で村まで戻って来たものの……。
俺の噂はすでに故郷まで伝わり、誰もが冷たい視線を向けてくる。
どこかに移動して職を探さないことにはどうしようもないのだけど、そのカネがない。国からの軍人恩給が出るまで、あと三か月。
それまで、どうしようと悩んでいたら、人材派遣のイバク商会が「家政婦を探している魔女がいるがどうだ」と。持ち掛けられた。
この際、家政婦でも家政夫でも問題ないだろう!
俺は藁にもすがる思いで、魔女の家をノックした。
出てきたそいつ。
一言で表現するなら、「カラスの化け物」だった。
これは。
そんな俺と、魔女さんとが、戸惑いつつも幸せに暮らす物語。
※同名タイトルでカクヨムにも掲載中